2020年08月10日

法隆寺などなど

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注文していた図面などの楽器用品がアメリカ・オハイオ州のStew&Macから届いたけれど、やはり何かしら取り出しに神経質になってしまいます。
まぁ、アチラではトランプが「日本の感染者は6倍になった」と言っているらしいですが。

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中止になった東京の展覧会から帰ってきた「百済観音」を見に、久しぶりに法隆寺に行ってきました。
いやぁ素晴らしい!
もう何がステキかって、今回、この点だけは皆様に熱烈にお伝えしたいのであります。

展示ガラス、スゲェ!!



…というのも、東京国立博物館であつらえたスペシャル展示ケースを持ってきた模様で(たぶんきっと)、その透明度の高さ、映り込みの無さ、照明の工夫などによって、百済観音の独創的スタイリングや細部をありのまま鑑賞できるのです。

一方、同じ大宝蔵院にある国宝「玉虫厨子」などの展示は、ガラスが×、照明が×、室内色も×なもので、ガラスに周囲が映り込みまくり。
展示の格差がむやみに目立つ結果になった気がします。もっと館内を暗くするだけでもいいのになぁ。

とはいえ展示品は正倉院宝物より古い飛鳥時代のものが主役なので、個人的には見応えがあります。

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明日香村公民館で「親子わくわく体験学習」として「おやゆびピアノ」の手づくり教室を行いました。
(7/19と8/9の2回)
1回10組に絞り、組み立てはお子さん中心で進めていただき、私は調律をフォロー。
「おもちゃ」ではなくきっちりした「楽器」に仕上げていただく趣向です。

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体育館で、机の間隔を空け、入口ドアも開放というちょっと特殊な状況のなか、無事に終了しました。

手づくり教室的なことはあまり積極的にはしないつもりではありますが、今回は完全に地元だし、NHKラジオ「子ども科学電話相談」のヘビーリスナーとしては、こういう感じもたまには面白かったなぁ、と。

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野良の子猫がウチの裏庭にたびたび侵入して示威行動を繰り返しているため、当方は動向を注視している。

コイツを捕獲してドブから引き上げて風呂に入れる動画や、ネズミ捕り粘着シートで身動きできないのを助けて米ぬかで洗う動画でも撮ってYouTubeに上げたらいい小遣い稼ぎができそうだけど、んなことやってる場合じゃないのでやめとこう。

<以上:明日香弦楽器
posted by Satoshi Orisaka at 01:47| 日記

2020年06月20日

飛鳥八稜竪琴

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展覧会用として作られたアート作品であると同時に、地域の遺物や万葉集、機構のアイディアも盛り込んだ、竪琴の「コンセプト・モデル」です。

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「明日香の匠」展(県立万葉文化館:2020/2/8-16)にて展示されました。

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そして6月から、南都明日香ふれあいセンター・犬養万葉記念館にて展示されています。
展示期間は未定(年内?)。入場無料の施設ですので、気軽にお立ち寄りください。(水曜定休)

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銅鏡や箱などにみられる「八稜/八花」と呼ばれる外形を基本に、開口部は万葉集において頻出する語句で、竪琴/ハープと取り合わせも良い「月」をかたどっています。
高さ60p。

材料は主にウォルナット。そして色合わせをした地元産のスギ、ヒノキを使用しています。

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共鳴板の孔(サウンドホール)には高松塚古墳出土品の透かし彫りデザインがあしらわれています。
単に透かし彫りをしただだけではない立体的な造形となっています。

弦は22本・3オクターブ。クラシックギター用弦を使っています。

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小型のハープは一般に2段階の「シャープレバー」を使いますが、本器は新開発のオリジナル・半音3段階の「全音(ホールトーン)レバー」を搭載しています。
繊細な音程や安定性、取り付け方などは課題として残っていますが、意欲的な新機構ということでご理解ください。

ヒッチピン、チューニングピンは既製品ですが、琴柱/駒は村内で大量出土した遺物の形がモチーフ。

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外形が銅鏡をモチーフにした名残りとして、ステンレス板で鏡を表現。
アウトプットジャックはダミーですが、これはピックアップの搭載を意識したものです。

底面には金具を仕込み、台座に強固に取り付けることができます。(カメラ三脚用ネジ・1/4-20UNC使用)

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製作工程など。
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そして、背面には掘り込み/塗料埋めにより、万葉集・巻5-811・大伴旅人の詩文がえがかれています。

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「言問はぬ樹にはありともうるはしき君が手馴れの琴にしあるべし」
意訳:何も言わない木という材で作られていますが、高貴なあなた様がきっと愛用する琴となるでしょう。(そして美しい音を奏でる事でしょう)

<以上:明日香弦楽器
posted by Satoshi Orisaka at 22:21| 製作

2020年06月02日

Return to normalcy

第29代アメリカ大統領・ハーディングはちょうど100年前の大統領選において、第一次世界大戦からの「正常への復帰」をスローガンに歴史的圧勝をしたそうです。
30年くらい前に何かの本で読んで以降、内容は忘れてしまったのになぜかこのスローガンだけずーっと頭に残っていました。
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大阪/東京の展示会はもちろん中止。

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展示会用として製作中だった2本のテナーウクレレ。塗装は完了しているのですが、さぁどういうタイミングで再開しようか、と。

なお、当方・明日香弦楽器は持ち家工房にて一人でやっているので、コロナ禍後も活動に変わりはまったくありません。
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そんな巣ごもり生活をしているクセに、世間の風潮にのまれ、普段できないことをしてしまいます。

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昇降盤(テーブルソー)のノコ刃の後ろについているスプリットブレード。
パーツを取り寄せて、上側を切り落としました。
15センチもある厚い木材でもオモテ・ウラをひっくり返すことで、カット/挽き割りができます。

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また、本来スプリットブレードの上部に付いている透明プラの安全ガードを生かすため、取り付けを工夫しています 。
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「新規ご当地ナンバープレート」を早速ゲット。(飛鳥:橿原市・高取町・明日香村・田原本町・三宅町)
軽自動車は外枠が黄色だが、デザインと調和しているような気がしないでもない。

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橘寺(たちばなでら:聖徳太子の伝承上の生誕地)の近くで休憩していたら、ハイキングの中年夫婦が飛鳥ナンバーに気付き、奥さんが「あ〜、カワイイ」と言ってくれた。
いち早く換えてよかった...。オレはもうじゅうぶん満足だ。
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東京国立博物館で予定されていた特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」も中止になりましたね。
「百済観音」はある程度のセンセーションを巻き起こす可能性があったので残念です。

ちなみに私はウクレレの設計当時、何かしらのインスピレーションが欲しくて、百済観音の画像を図面データに貼り付けていました。
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通称アベノマスク届きました。小学校の頃の給食当番を思い出しますねぇ。

<以上:明日香弦楽器
posted by Satoshi Orisaka at 23:48| 日記