2016年08月20日

暗譜

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暗譜するのが苦手だ。
強がりを言うと、初見弾きは得意な方なのだけど、工房に来たお客さんに「なんか弾いてみて下さい」と言われてオドオドするのはすっごく情けない。
まるで下戸の居酒屋の主人、方向音痴のツアーコンダクター、すぐ出血するボクサー、だ。

だもんで、これまで2回ほど大阪・桃谷の「アニィ」でのアマ発表会に参加してみたのだが、今回はリラックス/慣れを優先して、楽譜を見ながら弾く作戦にした。

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リオ五輪とからめて、ボサノヴァ・プログラムを用意。(イパネマの娘、カーニバルの朝、ジェントル・レイン、ウェイブ、等々)
それをあえてナイロン弦ギターではなく、鉄弦ながらまろやかなサウンドが特徴の、自作セダートップモデル(Model 232)をセレクト。

そうそう、五輪といえば体操の内村の逆転劇、凄かったなぁ。鶴見現役時とちがって女子団体チームが仲良さそうで微笑ましい。キューバのラデュエルトの不調、ロシアのコモワの大会前引退が意外だったなぁ。あ、話が脱線した。

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今回は座りではなく、立奏に挑戦。このギターにはストラップピンをここに付けているので、取り回しが良い。
もちろん内部はブロック補強されています。

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ピックアップを付けていないので、とりあえずアーテックの安モンを準備。

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ピエゾ・パッシブなので、フィッシュマンのPro-EQプラチナも持って行く。
目安として、ケーブルの距離が1.5メートルを超える場合は、この手のイコライザを経由させるのが望ましい...といったことが、フィッシュマンの取説に書いてあったように思う。(訳者は語る。うろ覚えですが)

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リズムマシンとケーブル、自作のA/Bボックスも用意。曲の展開に合わせてサウンドをオンオフさせる。
BAHO(Char&石田長生)がやってたような、ラフなリズムボックスの活用をイメージしたわけです。

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桃谷「アニィ」のアコギインストライブ当日。(参加費¥1,500)
シャレたステージネームなどないので、私・折坂はモロむき出しの本名参加だ。
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そして入店して気付いた。・・・楽譜、忘れた。
アタマが真っ白になる。

落ち着いて考えてみると、カルロス・ジョビンの「ウェイブ」は昔、職場の朝礼タイムに弾いた事があるので(ふざけたヤツ...)、なんとかなりそうだ。
ルイス・ボンファの「カーニバルの朝(黒いオルフェ)」は今年から集中して練習した曲なので、これもいけそうだ。

結局、余計な手持ち機材は使わず、あっさり2曲だけ弾いたのだが、無事、止まらず弾きとおせた。
立奏スタイルは演奏の精度が落ちるけど、ノリ・勢いで乗り切れることが、自分にとって発見でした。

とはいえ、冷や汗かいた。やはり暗譜は大切だなと痛感させられた会でした。

写真はギタリスト小辻仁さん。お使いのクラシックギターは偶然、となり町・御所市の丸山さんのものでした。
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話かわって;

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伊藤楽器船橋本店さんに、この夏から追加でコンサート・ウクレレを置いていただいています。(と思います)

ウオーターリリー(睡蓮)柄・デラックス版、高盛り処理(ポッティング加工)のインレイが涼しげです。
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エンゲルマンスプルーストップ。コシのある単音がパワフルに鳴ってくれる、ソロ弾きにも向いた一本です。
関東方面にお住まいの方は、機会があればぜひお試しくださいませ。

<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 07:29| 演奏会

2016年06月14日

中野振一郎in談山神社

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県内各地で開かれる「ムジークフェストなら」の一つとして、古楽/鍵盤演奏の第一人者・中野振一郎さんがやってきた!(6/12)

ちなみに、ムジークフェストなら・今回と同じ談山神社ネタは以前にも取り上げております。
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このあいだ行った浜松楽器博物館の視聴覚スペースでは、テレビでも放送された、中野振一郎さんの演奏が流されていました。
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若いころからチェンバロ演奏のジャンルでは超一流だったし、京都育ちの関西弁による、上品かつお笑いたっぷりなトークも持ち味だったりする素晴らしい演奏家です。


ちなみに、チェンバロ、ハープシコード、クラヴサンは国よる言い方の違いだけで、基本は同じ楽器。
なので、奥様同志の会話で『アタクシ、ハープシコードは存じておりますけど、チェンバロは存じ上げませんのよ、オホホホホ」という必要はないのですよ...というのは、中野さんの持ちネタでもあります。

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調律中。ピアノよりはるかに調整幅が大きい。弦が安定してから数日ほおっておいたギターくらいだ。繊細な楽器なんだなぁ。

曲はガルッピ、ラモーなど、古楽/鍵盤ではおなじみの作曲家。スカルラッティはピアノでもレパートリーになる作曲家ですね。
楽器の説明を中心としたトークもたっぷりで、約1時間、まさに中野振一郎ワールドでした。

響きが十分でない場所で、こんなに近くでチェンバロのソロを聴く機会はほとんどありません。
なので、チェンバロ本体があんなにしっかり共鳴・残響を持つものだと初めて気付きました。
サスティンペダルがない楽器なので、CDではリバーブをたっぷり足してるのだろうなと思っていたが、あれ、かなり忠実に録音してたのですねぇ。

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家の電子ピアノの「ハープシコード」音色も良くできてはいるのですが、さすがに本物を聴くと、なんかショボく感じてしまいます。
(まともに弾ける曲はないけど)
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 05:31| 演奏会

2014年08月27日

N響橿原公演

国内トップオケ、NHK交響楽団がなんと奈良・橿原にやってきた。(8/24橿原市文化会館)
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徳永兄弟の時代からテレビ・ラジオで当たり前のよう接していたつもりだったが、考えたらN響をナマで聞いたことがなかった。

サワガニが物置小屋にさまよってくるほどの豪雨のなか、なんとか出発できた。
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足かけ3年ほどだったが、アマオケでチェロを弾いていたことがあった。
<オーケストラFantasia・愛知/尾張旭> わぁ、ついに第九やったんだ。団長、よかったねぇ。

当時は結成間もないオケだったので、とりわけ人数が少ない。この時はモーツァルトの40番とベートーヴェンの1番をやってます。
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学生時代にもどったような楽しさもあったし(ギター部だったけど)、なんといっても、指揮者がいろんなパートを確認しながら進める全体練習が面白かった。

「この部分、まずは木管だけで。次は管全体で。次はチェロ、コンバスを加えて。最後に全体で」
…と進んでゆくと、まるで白黒のデッサンがしだいに輪郭をととのえ、さらに色彩が淡く加えられてゆくようだ。
こんな重層感というかブレンド感というのは、オケならではの愉悦だと思う。

結局、会社の仕事が忙しくなって辞めてしまったものの、またいつかどこかで、という気持ちはある。
チェロは演奏にパワーがいるし、持ち運びもまぁまぁ大変なので、次はヴィオラなんてやってみたい。

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話をN響にもどす。会場は満員。
プログラムは衰え知らぬ堤剛さんソロのドヴォコンとチャイコ4番。コンマスは掘正文さん。

すごいな。アンサンブルすごすぎる。管の正確無比さとパワーも圧倒的。
なんかもう、弦もパートごとに聞かせてもらいたいくらい、まとまっていながらもキレイに唄っている。
個人の技量に加え、凄まじくレベルの高い同調能力を持った演奏家たちなんでしょうねぇ。

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帰路。雨あがりの夜道、原付で家の近くを走っていたら、10メートルほど先にイノシシの親子がいて、さすがに驚いた。
豪雨で、なんかさまよってしまったのでしょうね。
…ちゅか、イノシシの防護柵を越えられてるやん。

<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 09:11| 演奏会