2019年01月04日

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

2/23-3/3「明日香の匠」展:奈良県立万葉文化館 
5/11-12「サウンドメッセ in 大阪」ATCホール 
5/18-19「東京ハンドクラフトギターフェス」すみだ産業会館 

お立ち寄りいただければ幸いです。

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村内アピール、会員の親睦などを目的とする小規模な展覧会が、今年から始まります。
1/12-20「明日香匠の会」第一回新春作品展:犬養万葉記念館 (入場無料)
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私は手持ちのウクレレを置かせていただく予定。(2年前に展示会で出したテナースケール/コンサートサイズボディのU23ウクレレ)なお、このタイプの全力・フルスイング版の新作を2月以降の展示会で出品する予定です。


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さて、イノシシ年。

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ここ上居(じょうご)地区は山林が多く、人よりもイノシシの方が多いという説もあります。
ガチで地区の集会をしたら、イノシシが総代になり、電気柵除去の提案が可決されるかも知れません。

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ウチの玄関から10メートルほど先。まぁ分かりやすいイノシシの通り道だこと。

昼間はめったに姿を見せないが、夜、それも特に雨の日は頻繁に出没する。
酸欠で地表にあがってくるミミズがご馳走だそうで、確かに、大トロや生ウニのソーセージがそこらに転がっていると思えば、夢中になる気持ちもわかる。

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物色中のイノシシ。光を照射しても逃げない。
そののち、物音に気付いた親子イノシシは、急こう配を猛スピードで駆けあがっていったのでした。
なお、むやみに人を襲ったりすることはないようです。家に上がり込んできたという話は聞いた事がありますが。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 07:44| 日記

2018年12月26日

2018追補

文政期の伊予ではじまった二弦琴「八雲琴(やくもごと)」。
飛鳥寺の故山本雨宝(震琴)さんが地元に広め、現在は明日香村無形文化財として「明日香の響保存会」が活発に活動をされています。(画像はHPより)
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子供の参加も多く、地域に溶け込んだ活動をされている印象。なお、祭礼楽器として大本教で使われるほか、もろもろ流派があるが、明日香村の八雲琴との関係はありません。

練習で使われる楽器にはボディ割れやペグ不良があったりして、修理に出すにも月日が相当かかる、とのことで修理を受けることにしました。
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見本+修理3つ(3面、って言うのかな)を夏にお預かり。構造や接着状態を確認しながら慎重に作業。無事にやり切り、年末にまた別の3つを仕上げたのでした。
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2016年末、「おやゆびピアノ」が卸経由でけっこうな数が売れ、何がきっかけかさっぱり分からなかったのだが;
HikakinTV『YouTubeテーマソングをおやゆびピアノで弾いてみた! 』


そういう事だったんですね。私はトロいもので、今年ようやく気づきましたが、インフルエンサー・ヒカキンさんのパワーは絶大ですなぁ。

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あおり運転、怖いですねぇ。私も無闇に「邪魔だボケ!」とか言わないようにしよう。ふつう、言うヒトいないが...。

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激安ドラレコを付け、ついでに抑止効果のためシールも貼ってみた。(ビビり)

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明日香村/田舎の道は、センターラインが軽視されがちなので、山道など特に運転にご注意を。

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ウチから4キロ、桜井市の「奈良県銘木共同組合」。12/2「森の恵みフェアー」で中に入ることができた。
スギ、ヒノキが中心で、ケヤキ等々もあったっけ。さすがに迫力があります。
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ほほぉ、なるほどこれが理事長賞ですかぁ...って、さっぱり目利きできない。

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2018・今年の漢字「災」といえば、台風21号でトタン屋根が吹っ飛んだ地元「上宮寺」。
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12月末現在、瓦屋根仕様となって完了間近です。
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今年は製作のほか、短時間・ローカルとはいえテレビが2本あったり(打ち合わせ/準備/撮影等は長時間)、ダブルネックウクレレが香港に渡ったり(社長と秘書が工房までお越しになった)、何かとメリハリのある一年でした。

来年も良いお年を。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 06:14| 日記

2018年05月30日

「マカロニほうれん荘」展

時は週刊少年チャンピオン黄金期。連載は1977年春から1979年秋までのたった2年半、単行本9冊。
当時の小学校高学年から中学生くらいの年代を中心に衝撃を与え、今も熱烈なファンが多い「鴨川つばめ」の伝説的ギャグ漫画『マカロニほうれん荘』。

スピードとリズムがみちびく直感的な展開でありながらも、内容と作画は濃密。
私にとって「マカロニ」は何度読んでも新しい発見がある唯一無二・至高の作品だ。

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「マカロニほうれん荘展-MACARONI IS ROCK!-」が、5月19日から6月3日にかけて、東京・中野ブロードウェイ内のAnimanga Zingaroにて開催されています。

年1回だけ東京にいるタイミングでの開催!なんという僥倖!いや、トシちゃん感激!というべきか。
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5/21月曜昼。白髪が隠しようのないほど増えてきた50代前半のワシら初老達が狭いギャラリーにひしめく。女性も1-2割。

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まずは、原画の状態が予想以上に美しいことにおどろかされる。どの線もこまかく、丁寧だ。
鴨川さんはほとんど一人で原稿を書いていたので、背景も服の柄もすべて本人の筆によるもの。なんと当時20歳(19かも)くらい。

絵描きさんだから絵が上手いのは当然なのでしょうが、それにしても修正が少ない。(Twitterによると、マンガの原画マニアもそう感じたらしい)

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マチエール/画肌というのだろうか、単行本では伝わらない描き込みも確認できる。

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油の乗った時期以降は力強く・そして流ちょうな線画が特徴だが、きっちり計算/設計されたものであることがうかがえる。

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単行本でみると、コマ割りの直線にブレが散見されるのだが、たしかに原画では直線やカドの白修正がとても多い。躍動感を表現するうえでハミ出した線などを修正していたのでしょうね。

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1978年11月『水の中の太陽!!』は「火」をテーマにフルカラー&2色カラー印刷を生かした後期の傑作回。旅順港閉塞作戦にて軍神広瀬が杉野を捜索する名シーン、のパロディ。


展示された原画は、スタートから1978年秋の2週休載までのものが多い印象で、絵が荒れた終末期の原稿はわずかでした。
「BSマンガ夜話」(2002)において、江口寿史が「これでも(連載を)落とさず書くっていうトコが...、真面目なんですよねぇ」とコメント。
次の機会があれば、ファンとしては最終回の原稿も見てみたいところです。

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30年近く前、西武新宿線「井荻」に行き、今でいう「聖地巡礼」を敢行したのだが、当時は情報が「井草3」しかなかったので、散策して、駅近くで冷やし中華を食べて帰ることになった。
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そしてネットの時代。ほうれん荘のモデルとなった下宿があること、それは井草3丁目・旧早稲田通りから近いこと、そしてその下宿は空き家として2018年の今も現存していることが分かったので、原画展のあと、聖地巡礼に出かけることにした。

おぉ!ついに悲願成就!
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実際の建物をみると、こんな場面の迫力も増幅されます。
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数年前と比べて、南側の駐車場がマンションになっており、あまり近くには行けない。
参考個人サイト:マカロニほうれん荘 探訪 

ちなみにこちらが、原画展にあった鴨川つばめ撮影の資料写真。
なお、連載1年目の1977年夏以前にはもう転居していたようです。
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アシスタントが手伝っていたらこんなにピュアな原画展も成立しないし、作品のテンション感も全く別のものになっていたでしょう。
作家・鴨川つばめが完全燃焼したからこそ、ここまで愛され続ける作品となったわけで、ばくぜんとした表現ですが、私はここに「作家性」の尊さを感じた次第なのでした。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 16:24| 日記