2017年07月11日

宇治・平等院

近畿圏の人間にとって、京都(市内)は観光のほかに用事などで普通に行く場所で、主な寺社仏閣はいつ・何回行ったという意識すらないものです。
...なのだが、日本の歴史的建築の最高峰といってよい京都府宇治市『平等院鳳凰堂』となると意外に盲点で、そういえば私、行ったことがなかった。
(JR京都駅から宇治駅へは約25分、と、ちょっと離れている)

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言うのもヤボだが、十円玉に描かれているのは平等院鳳凰堂。

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今回初めて知ったのだが、1万円札の裏面の絵は現在、鳳凰堂の屋根にある「鳳凰」だ。(E号券:2004年から)
恥ずかしながら私は、キジ2羽(D号券:1984年から)のイメージしかありませんでした。

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テナーウクレレ初製作2本のうち、お客様に渡ったカスタム分のナットの具合がどうにも良くないため、宇治市に出向いて対応することにしました。
(テナー1弦の強烈なテンションに対し、ナットの質、溝の仕上げが不十分だった模様。...なんてバカ正直な記述でしょう)

で、調整・お渡しが無事完了し、お客様に昼ご飯をおごっていただき、クルマで平等院に連れて行っていただき、そいで一緒に見学した、という次第です。(甘え過ぎ...)

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ちなみにカスタム・ウクレレは、テナースケール、コンサートボディのコンビネーションで、ルックスのトータルバランスがとてもスマートでカッコいい(と私は確信している)一本です。フィッシュマンPU搭載。
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平等院鳳凰堂。2014年に修理されただけあって、とても見栄えの良い状態の外観です。

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左右対称のトータルバランスだけでなく、屋根の傾斜や曲線、程よい装飾が絶妙だ。

真ん中の「中堂」と、両端の「北翼廊」「南翼廊」って、つながってないんですね。
廊に上がって宴会したり釣りをしたり、という高さ・広さでもないし、そもそも階段がない。
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中堂内部は良い意味で自然に保存されている感じで、柱の細かいところも凝っていて見応えがあります。(パンフ写真)

「ここはいい感じだけど、日光東照宮の三猿って改悪されたらしいねぇ」なんて会話をたまたま耳にしました。
難しいところですが、朽ちるのをギリギリ止めて、あとは研究結果をもとに想像で復元、くらいの方が私は好きです。

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併設の博物館(鳳翔館)では国宝の鳳凰(1万円札裏面の絵)も間近で見ることができる。(パンフ写真)
鳳凰堂も、こういった工芸物も、こねくり回した技巧を見せるのではなく、なんかこう調和感というか品が良いです。

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日本三古橋の一つ、宇治橋。「茶まつり」では欄干のちょっと張り出した所から川の水を汲むそうです。

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宇治川は鵜飼いも有名。近くの小屋では、仕事前にくつろぐ鵜の皆さんを拝見できる。
鵜飼い舟を見下ろしながら「今日は天ヶ瀬ダムが放流したはるそうやから、流れが速いどすなぁ」などと会話したはる。

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そんなこんなで、参道でグリーンティーを飲んで、おみやげの抹茶団子を買って、お客様には近鉄の駅までクルマで送っていただいて、「いやぁ、一日楽しかったなぁ」...って、違うだろ、違うだろー、オレ。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 04:39| 日記