2017年08月28日

天然セーム革クロス

2017082801a.JPG

奈良の楽器工房として、鹿革のクロスを製品に添付できれば面白いなぁと、前から思っていましたがたまたま昨年、プルーインパルスを見に若草山に行った折、ふもとの売店でほどよいサイズ、価格の鹿革を見つけました。
2017082802a.JPG

製造地が明日香村の近くの某市だったので、連絡をとり、多少の枚数を注文。直接受け取りにでかけました。
(ウチから直線距離で東に10q程度)

皮革、それも鹿革の加工工場がいくつも集まっており、カメラアクセサリとしてのセーム革もこの地で作られています。

ちなみに、鹿といっても市販品は「キョン」という鹿の仲間(中国産、他)が主。
それをなめし加工したのが「セーム革」「キョンセーム」で、誰もが認める天然・最上のクロス素材といえます。
2017082803a.JPG

2017082805a.JPG
ある程度加工の進んだ状態ですが、なんともいえない生々しさ。
工場では他に、鹿か何かわからないが、まだ毛の残った状態の皮も仕込まれていました。

2017082804a.JPG
革の厚さを整えるマシン(部分)。専用の器具が醸し出す武骨な雰囲気がいいですねぇ。

2017082806a.JPG
ショールーム。どうですこのド迫力の絵柄! インスタ女子よ、これが漢(おとこ)のスナップ写真だ!、
田中角栄あたりの高度成長期までは、こういったエゾシカの壁掛け/ハンティング・トロフィー、今風に言うと「壁から鹿が生えてくる」ヤツ(?)がとても売れていたそうです。

―――

2017082807a.JPG
そうして仕入れた「天然セーム革」ミニサイズ・15x15pは、こちらでパッケージをして、今年から明日香弦楽器のギター、ウクレレに添付させています。
展示会では単体で実売をしました。卸売りは工房の本筋ではないので、やめときました。

些細ではありますが、オーダーを入れていただいているお客様は、オマケとして楽しみにしてくださいませ。

―――

<近況>
2017082808a.JPG

お客様カスタムオーダーの完成直前。フレットをまたぐデザインのインレイ加工は初めてでした。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 19:47| 地域