2016年11月30日

"コトレレ"をつくろう:ご案内

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<橿原市広報12月号より>
歴史に憩う橿原市博物館 冬の体験学習
「古代的新楽器!?"コトレレ"をつくろう」
開催日:平成29年(2017)1月15日(日)
今回の体験学習では、古代琴のようでありながらウクレレのように演奏できる"コトレレ"の製作と演奏をお楽しみください。

対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)
時間:13時10分〜15時50分
場所:シルクの杜・教室3(橿原市川西町)
講師:折坂諭氏(明日香弦楽器)
定員:30人(抽選)
¥:100円(部品代)
申込・問合せ:往復はがきに参加者全員の氏名・年齢(大人は不要)・代表者の住所・電話番号を記入し、12/15(木)(必着)までに歴史に憩う橿原市博物館(〒634-0826川西町858-1 電話番号0744-27-9681)へ

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歴史に憩う橿原市博物館・Webページ
シルクの杜・Webページ
広報「かしはら」・最新号リンク(p.23に掲載)
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上記内容の製作体験会が行われます。
橿原市在住者以外の方も応募できるようです。(問合せ等は、歴史に憩う橿原市博物館まで)

完成品はこういったものになります。
弦長・調弦といった基本点はソプラノウクレレとまったく同じです。
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加工済みの木材(明日香村産)を、結束バンドで組み立てます。
ノコギリ、カッター、接着剤は一切使わない安心・安全キット。
フレットも結束バンドを活用します。
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分かりやすい組み立て説明書も付けますので、時間内に余裕をもって完成できるはずです。
(詳細な段取りは未定ですが)親子で一緒につくって、子供さんが本体に絵を描く、などといった時間もできると思います。弦伸びのため、調弦が落ち着くのには少々時間がかかるかも。

正規のウクレレより多少音が小さいかもしれませんが、持ち帰って色々改良もできます。気軽な体験工作にしては、なにかと応用のきく、面白いキットだと思います。

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史跡・新沢千塚古墳群のそばにある「歴史に憩う橿原市博物館」。
四条遺跡から発掘された「琴」は古墳時代・5世紀のものです。
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これ自体は楽器というより、祭祀用品であった可能性もありますが(詳しいスタッフに聞いてください...)、渦巻き状の蕨手文(わらびてもん)の彫刻が映える、興味深い展示品です。
博物館と「シルクの杜」はすぐ近くですので、製作前または後にぜひご観覧ください。
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「琴にしばられず、自由な感じで」という博物館スタッフ様示唆のもと、この展示品をモチーフ(外形をトレース)にしたのが今回の「コトレレ」です。(命名も博物館さん側)

オモシロ楽器に見えて、実はこのような背景や、その他楽器工芸的な要素も盛り込んています。
興味のある方は博物館までご応募くださいませ。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 18:19| 製作

2016年11月06日

ブルーインパルス/正倉院展

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航空自衛隊奈良基地の開設60周年ということで、曲技飛行隊「ブルーインパルス」が奈良市上空で展示飛行を行いました。(11月5日、6日)
ちなみに奈良基地は教育施設で、滑走路はありません。(岐阜・各務ヶ原から15分ほどで飛来)

前日の予行では、若草山(一重目)に陣取ることにした。
谷崎潤一郎ファンにとっては、小説「卍」で柿内園子と徳光光子がデートをした場所としておなじみです。
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小学生の頃以来だけど、ほんとに開放的ですねぇ。まぁ、あちこちに鹿のフ○が落ちてるけど。(晴天で風があったこともあり、臭くはない)

逆光気味で遠いものの、東大寺大仏殿や興福寺五重塔、生駒山なども取り込んだ、ちょっと珍しい絵柄が撮れました。
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市街より100メートルちょっと高いだけの位置ですが、ほどよく見やすい角度で飛んでくれます。
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2日目本番は素直に、メイン会場の平城宮跡に。
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曇り空だったのはやや残念でしたが、広大で見晴らしが良すぎて、航空祭名物の脚立オヤジや場所取り家族もなく、なごやかな雰囲気でした。

第一次大極殿(2010年再建)方面から登場。
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ちなみに、大極殿は天皇の即位や外国使節の謁見の際に使う施設で、中はこうなっています。
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南の朱雀門より。
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天候のせいもあって、私のカメラ/レンズ/テクでの写真はダメダメですが、やっぱり近くで見るのは楽しいものです。いやー、夢のような2日間でした。
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同じ週に、奈良国立博物館・第68回正倉院展に行ってきました。
いかにも奈良市街らしいショット。ウチの地域もこの時期、鹿鳴きの声が聞こえるが、まったく姿を見せない。
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今年は琵琶、琴などの弦楽器がない...というのは個人的な感想としても、螺鈿(らでん)、瑠璃(ガラス)といったハデな作品が少なく、正直、地味めな回だったように思います。
(画像:正倉院展HP・PDFファイルより)
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隠された技法や歴史的意義も重要ですが、やっぱり、現代人が一目見て「参った!」と降参するほどのインパクトを求めてしまいます。
入場料1100円では安すぎる、至高の展示会なのは間違いないですが。

とはいえ、「粉地金銀絵八角長几(ふんじきんぎんえのはっかくちょうき)」は見入りました。
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側面・背面の細かい絵柄は品があって華麗だし、優雅な脚部などからは「アールヌーヴォーなんぼのもんじゃい!」的な、時代を超越した気概すら感じる。
こういうのをじーっと見ていると、単純な私はメチャメチャ感動してしまいます。

再び・小説「卍」(官能小説扱いされるのは不本意だ...)には、「うち、あんまり綺麗なもん見たりしたら、感激して涙が出て来るねん」というセリフがあります。

それくらいレベルが高いもんを、作れるようになりたいものです。
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<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 23:15| 地域