2018年08月02日

100円ウクレレ

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ダイソー、セリアでも基本的にモノは同じ。近くのセリアには写真左右の2色があった。
このテのものではディズニー柄のおもちゃを見かけるが、こちらはメチャメチャ小さくて(全長28p、弦長19p弱)、なんといっても100円。
弦は1&2弦、3&4弦がブリッジでつながっており、なかなかまともな調弦はできない。

意外にフレット位置は正確で、弦高もほどよく、ブリッジ後ろにはすき間があり、なぁんか可能性を感じる。

牛刀をもって鶏を割くなどイキではない。「最低限の加工」「一般的な弦を使う」というテーマをかかげ、作業開始です。

1.ブリッジの弦掛け加工
ソプラノウクレレ同様、弦を引っ掛ける方式にします。
弦はオーソドックスなGHS弦のソプラノ用。

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1弦‐4弦で26.5mm。弦間ピッチは26.5÷3で8.8mmが適切だ。
カッターなどで削り、玉むすびした弦が引っ掛かるようにする。
柔らかい樹脂なので、一回弦を通してサウンドホールから出し、引っ張ってクセをつけると、良い具合の幅になる。

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ピッチ角を付けるために、ここを斜めにけずるのもあり。

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サドルは0.5から1.0mm程度の厚みなら何でもよく、今回はバインディング用の白セルを切ったものにしました。
取り付けは完成直前でOK。


2.ストリングガイド加工
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ゼロフレット+ストリングガイドという仕様。おいおいモズライトのギターかよ。
ただ、ストリングガイドが高くて0フレットから弦が浮いているので、ストリングガイドに切込みを付ける。
1弦‐4弦で14.0mm。弦間ピッチは14.0÷3で4.6mmが適切だ。


3.ペグ
ツマミは表側に付いている。かんたんに引き抜けます。
しゃらくせぇ工夫はせず、そのまんま使いましょう。
弦を穴に通し、さらにペグを押し込むと、最低限のトルクが得られます。

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裏で弦を結びつけます。
あまった弦は短くして、先はライターであぶって丸くしておきましょう。


そうして完成!要領よく進めば、作業は30分程度か。
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通常のウクレレ調弦と同じにするのが、ネックの強度的にも安全です。
もちろんテンションはユルユル(特に3弦)ですが、とりあえず音程は出せます。

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木目柄シートはシールはがし液をつかって除去可能。音的には、はがさない方がマイルドです。
すると、こういうルックスになります。おいおいレインソングのギターかよ。
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こうなると、海、プール、お風呂でも使えるなぁ...はっ!

...。oо○ 回想 ○оo。...
20年ほど前・会社員の頃、樹脂製のウクレレペグ、ブリッジがリペアパーツにあったので、レジン(合成樹脂)でウクレレ本体を作ったことがあります。

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「レジャー用の耐水ウクレレ」を会社に提案し、周囲にはウケたものの、「んで、どこの工場で作んのよ、んあぁ?」みたいなことで、ボツになりました。
まぁ、そこを乗り越えるほどの「熱」も自分になかったかなぁ、と。

...。oо○ それはともかく ○оo。...

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酷暑の折、どうぞご自愛ください。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 14:45| 製作

2018年07月08日

読売テレビ『クチコミ新発見!旅ぷら』

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<TV放送予定>(近畿広域圏+地方6局)
7月15日(日)午前10:55-。30分番組。
明日香弦楽器が紹介されます。
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ということで、当工房については正味2分弱でしたが、無事放送されました。
(番組HP:過去の旅 http://www.ytv.co.jp/tabipura/backnumber/20180715.html
<以下、低解像度静止画像。数を絞ったつもりなので、制作関係者さん、お許しを>

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田中昌之さん、野村義男さんが工房訪問。
田中さんは8年ほど前、ライブで拝見したことがあり、声量もルックスも昔と変わらず、驚き・感心した思い出があります。
その時は「Honky Tonk Women」や“ユーはショック!!”などを歌われていました。

野村義男さんはホントに楽器店/工場めぐりがお好きなようで、10年ほど前、私が当時勤めていた楽器商社に来られたことがあります。
エンリケさん(バービーボーイズ、浜崎あゆみサポート)から紹介されたんでしょうね。

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ダブルネック・テナーウクレレは撮影の翌日、工房に来訪された香港の商社さんに販売され、今は海を渡っております。

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U2B琵琶ウクレレ伴奏によるハニードリッパーズ/ロバート・プラントの「シーオブラブ」。
MTV世代にはたまらん、シンプルだけど大好きな曲なんですよねぇ。田中さんはちょっとした待ち時間に見せる立ち姿も、ロバート・プラントっぽかったです。


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撮影風景。とんでもねぇ山奥っぽい映りですね。
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同放送で紹介された橿原市のイタリアン料理店「トラットリア前澤」さん。

これもご縁ということで、ご愛用のギターを一時調整等でお預かりしました。
矢沢永吉さんの大ファン。唄声も近いし、クルマもこんな感じ。(Facebook画像より) フロントもカッコ良かったですよ。
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長渕剛等々、同性でずーっと心酔できる対象があるって楽しいですよねぇ。
<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 12:08| メディア

2018年06月06日

HOTAKAインレイ指板・カスタムギター

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今春完成のカスタムギターのご紹介です。(Model 151FC カスタムオーダー品)
鶴が描かれた指板のインレイ装飾は、三重県津市の「HOTAKA CUSTOM INLAY(加藤穂高さん)」によるもの。

オーダー主様とHOTAKAさんがデザイン等を詰めた上で、私からはある程度加工した指板のみをHOTAKAさんに発送。
インレイ完了品がこちらに戻され、ギターを完成させる、という流れでした。
(こういった形のコラボ・外注は今回が初めて)

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解説するのもヤボなほど、圧倒的な仕上がりの美しさ!

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電話でいろいろお話しをさせていただきましたが、このレベルの経験・技術の持ち主の方になると、切るとか掘るとかいう水準はとうに超えていて、材の選別や、光源や視点を配慮しながら、最も美しく全体が映える計算をして作業をされているようです。

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世間ではレーザーカットのインレイも普及しており、実際、比較的に安価でキレイです。
ただ、加工前の材の選別はもちろん、デザインのストックやアレンジ、鋭角や曲線の表現、カーヴィング(筋彫り)を含めた全体の印象は、「作家」ならではの表現力が大きく反映されるのですね。
そういった点でも、仕上がった指板を見つめるだけでも勉強になり、良いコラボ経験をさせていただきました。

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ところでそれ以外(?)、不肖わたくしめが作った部分もなかなか凝ったもので、フレイムメイプルにローズ張りのヘッドに赤みの強いアバロンインレイ、5o幅のアバロン/赤べっこうセルのコンビネーション口輪、白蝶貝に赤透明を加えたブリッジインレイ
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ジャーマンスプルース3Aグレードのトップにはアバロンパフリング。
ローズウッド・バック&サイドなので、音色はアコースティックギターのど真ん中ともいえる、とてもいい意味で素直な印象でした。ドレッドサイズらしく鳴りも充分。

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ショルダーレストはベベルド(斜角)・タイプ。
トップとサイドのパフリングもキッチリ添わせるので、なかなかの高難度加工です。これについては別の回で紹介します。

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これに先立つ数か月前には、同オーダー主様のコンサートウクレレも完成させています。
HOTAKAさんは関わっていませんが、こちらもゴージャスなルックスです。

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話かわって;

シンガーソングライターの坂本麗衣さんの新作「The Night Blue」。
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ファンの方からご配慮いただいて、昨年は大阪のライブハウスで拝見させていただきました。

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ジャケット、チラシ、Web等でも明日香弦楽器のカスタムギターを映り込ませていただいております。
坂本さんはキーボードもギブソンのアコギも弾かれますが、プライベート・作曲では有難くも明日香弦楽器のギターを愛用されていると伝え聞いております。

歌唱や声質も個性的で魅力的な方である一方、「欅坂46」のアルバム収録曲・長濱ねるさんのソロ曲「100年待てば」を楽曲提供されているそうです。
ソングライターとしての今後の活躍にも期待ですね。

<以上>
posted by Satoshi Orisaka at 22:17| 製作